「最近、なんだか自分らしくいられない」
「ただの疲れなのか、気のせいなのか分からない」
そんなふうに、心や体の変化に戸惑うことってありませんか?
うつ病のサインはとても静かで、しかも自分では気づきにくいものです。
私も最初は「きっと気のせい」と思って、見過ごしてしまいました。
でも本当は、心が小さなSOSを出していたんだと、今なら分かります。
この記事では、**私自身が経験した「うつかもしれない10のサイン」**をまとめてみました。
あくまで一例ではありますが、もし心にひっかかるものがあったら、ちょっと立ち止まって、自分をいたわるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
何かしたいと思えない
仕事で疲れて、大好きだったサーフィンやショッピング、ハイキングも「行きたい」と思えなくなりました。
いつもなら楽しみだった休日も、ただの「体力回復の日」に。
アクティブだった自分がどんどんインドアになって、そんな自分にも戸惑いました。
気分が沈み、不安ばかりが頭を巡る
急に涙が出て止まらなくなったり、仕事のことが頭から離れなかったり。
ずっと心がザワザワしていて、何をしていても安心できませんでした。
プライベートと仕事の境目も、だんだん曖昧になっていきました。
いつも疲れている
何もしていないのに、体が重くてだるくて。
朝、顔を洗うだけでヘトヘトになっていました。
「これくらいで弱音なんて…」と無理をしていたけれど、今思えばちゃんと休むべきだったと思います。
食べすぎる、特に甘いものがやめられない
私は、逆に食べすぎてしまうタイプでした。
特に甘いお菓子。家や職場に常にないと落ち着かなくて、気づけば手が伸びていました。
心の空白を埋めたくて、食べ物に頼っていたのかもしれません。
眠りが浅く、よく夢をみる
泣き疲れて眠ることはできていたけれど、眠りはいつも浅く、夢ばかり見ていました。
寝る前に、お腹の奥がモソモソするような不快感があって、安心して眠れない夜も。
「眠ることですら、こんなに疲れるの?」と、自分でもびっくりしました。
自分を責めてばかりいる
「私が悪い」「私のせい」と、自分を責めることしかできなくなっていました。
誰に何を言われても受け入れられなくて、どんどん自分の中に閉じこもって…。
今思えば、それは“責めることでしか自分を保てなかった”時期だったのかもしれません。
頭が働かない
仕事をどんどん片付けなきゃいけないのに、頭がまわらない。
考えがまとまらず、手も止まって、ただぼーっとしてしまって。
目の前のことすら手につかなくなっていく自分が、本当に怖かったです。
人に会うのが怖く、外に出たくない
落ち込んでしまったら、もう誰にも会えませんでした。
誰かに見られている気がして、笑えない、喋れない、そんな自分を見せたくなくて。
「こんなの自分じゃない」って思うと、外に出る勇気もなくなってしまったんです。
今思えば、それも心を守るための反応だったのかもしれません。
何もできなくなる
仕事から帰ってきても
仕事へ行く前も
洗濯も掃除も料理も、どんどんできなくなっていきました。
「やらなきゃ」と思うのに、体がまったく動かない。
ただ一日を過ごすだけで精一杯。そんな毎日が続いていました。
いなくなりたい気持ちと戦っている
「もう、いなくなってしまいたい」
そんな気持ちが、静かに、でも確かに心に広がっていきました。
頭では「いけない」と分かっているのに、気持ちがついてこない。
でも、そんなときこそ、誰かに話してほしいんです。
その気持ちをひとりで抱えず、声にしてほしい。
今は信じられなくても、笑える日が、きっと来るかもしれません。
さいごに
うつ病のサインは、人によって本当にさまざまです。
この記事で紹介したことがすべて当てはまる必要はありません。
でも、もしひとつでも「これ、私かも」と感じたなら——
それは心が出している、優しいサインかもしれません。
どうか、「気のせい」とは思わずに、
自分の心にそっと耳を傾けてみてくださいね。
そして、あなたのペースで、少しずつ回復の道を歩めますように。