うつ病で長くしんどい日々が続くと、「元気になる」ってどういうことか、よくわからなくなりますよね。
私は、ほんの少しだけ気持ちに余裕ができたタイミングで、「なにかしてみようかな」と思えたことが、回復のきっかけになりました。
ここでは、私が実際にやってよかったこと、心と体がスッキリしたなと感じたことをまとめてみました。
何か少しでも興味があればやってみる
私はもともとアウトドアが好きでしたが、うつ病のときは引きこもって陽の光を浴びるだけで精一杯。
でも、ふと「ちょっと体を動かしてみたい」と思い、思い切ってジムに通ってみることに。
体を動かすことで、なんとも言えないスッキリ感を感じられて、自然と気分も整っていきました。
ポイント:興味が「ゼロ」じゃなかったら、それは小さなチャンス。やってみて「やっぱり違うな」と思ったらやめてもOKです。
規則正しい生活を送ってみる
朝起きる時間を決めて、可能であれば簡単なスケジュールを立ててみる。
三食をしっかり食べて、お風呂に入って、夜は決まった時間に寝る。
それだけで、心と体のバランスが整ってきて、「あれ?体がラクかも」と感じる日が増えました。
ポイント:「完璧」を目指さなくてOK。「朝ごはんだけ食べてみよう」など、できるところから。
ラジオ体操やってみる
意外とバカにできないラジオ体操。体が伸びて、じんわり汗もかけて、ちょっとした運動にぴったり。
私はラジオ体操をしただけで、「体がポカポカする」「気分がいい」という体感がありました。
ポイント:今はYouTubeなどでもヨガやストレッチ動画がたくさんあります。自分に合うものを見つけてみて。
家から出てみる
気分が落ちていると、外に出ること自体がハードルになりますよね。
でも、少しでも元気があるときに、車に乗ってみる・コンビニまで歩いてみる、でもOK。
ちょっと景色が変わるだけでも、気分転換になって、「なんか大丈夫かも」と思えました。
香りで気分転換する
お気に入りのアロマオイルやハーブティーを使って、嗅覚からリラックスするのも効果的。
ラベンダーや柑橘系の香りは、自律神経を整える働きがあると言われています。
書くことで気持ちを整理する
日記やメモなどに、思ったことをそのまま書いてみるだけでも、心が軽くなることがあります。
「誰にも見せないもの」として書けば、心の奥に溜まっていたものを少しずつ手放せるかもしれません。
なぜ「心と体をスッキリさせること」が大切なのか?
うつ病になると、心と体が密接につながっていることを痛感します。
「何もしたくない」「動けない」と感じるとき、実は心の疲れが体に出ていることが多いんです。
逆に、体を動かしたり、生活リズムを整えたりすることが、心の安定にもつながることがあります。
これは、「セロトニン」などの脳内物質が関係していて、太陽の光やリズム運動(ウォーキング・体操など)が、これを整える働きをしてくれるのです。
もちろん、無理にやる必要はありません。
「ちょっと元気かも」と思えたときに、自分のペースで「気持ちいい」と感じられることを取り入れてみてください。
終わりに
少し元気になってきたときこそ、自分をケアする大事なタイミング。
無理なく、小さく、でも確実に「自分のために何かしてみる」。
そんな優しい一歩が、回復への道につながるかもしれません。